ご老幸の言葉杖

長年の間に書き溜めた言葉達『人生の応援歌』。老いゆく自分に、そっと付き添ってくれた希望や夢や勇気の友です。

№3命の愛でる

   

これって、何??

キャベツの です。

家内がよくキャベツとか、ネギとか、人参

などの根っこを皿に入れておきます。

面白いことに、しばらくすると芽が出てきますね。

これを毎日観察していると、やみつきになります。

 

まだかな?もうすこしかな?もうそろそろ?

この期待感がなんともいえません。

心福福   みたいな感じなんです。

命を見ることは 自分の中に命を育てる

ことにもなります。

特に、芯は草かんむりに「心」と書きます。

草つまり植物の命を見ることは、

自分の中の

命をみつめることでもありましょう。

 

わくわくしながら、まだかなもうすこしかなという

言葉が、期待感が、芽でてほしいという気持ちが、

自分自身の心を育てることにもなるでしょう。

そして、芽が出た時の感動は本当にいいものです。

じっと見つめてしまいます。

「がんばったね。待ってたよ」

こんな言葉をかけたくもなります。

 

 

ところで、

その後のキャベツくんは<もう友達みたい>

どうなったでしょう。

 

あれあれ・・・・・・ここまでなると、感極まれリです。

植物の力に教えられますね。

生きるということの素晴らしさ!

 

 

花が咲く

までどのぐらいの日数がかかったかは

忘れましたが、

いやいや感動モノでした。

そんなわけで、我が家では

今日も台所のカウンターには人参の根っこが

転がっています。

「もうすこしだから待っててね」

人参の声が聞こえてくるようです。